皮革とは?

皮から革へ

 動物の革は非常に柔軟性にすぐれて丈夫なものですが、そのままの状態では硬化して腐ってしまいます。そこで樹液や薬品などを使って皮を軟らかく、腐らない状態にします。このことをなめしといいます。
またこのなめしをおこなっていないものを皮(SKIN)と呼び、なめしたものを革(LEATHER)と呼びます。

なめしの違いによる革の特徴

 代表的ななめし方には樹液であるタンニンを使ったものと、薬品であるクロームを使ったものがあります。
タンニンなめしとはタンニンの成分中に含まれるポリフェノール化合物が皮のコラーゲン質の中のアミノ基と結合することによって皮をなめす方法です。この方法でなめされた革は裁断面がタンニンの茶褐色をしており、伸縮性が少なく型くずれしにくいという特徴をもっており、デニムのズボンなどに似合う厚手の一枚革のベルトなどはこの革がつかわれます。
それに対しクロームなめしとは塩基性硫酸クローム塩という化合物を溶かした溶液を用いた金属なめしの一種です。この革は裁断面が青緑色をしており、柔軟性と耐熱性を持ち合わしているため靴、袋物、服飾用として幅広く使われています。
加えてタンニンとクロームを混ぜ合わせたものや、ジルコニュウムなめし、油なめし、明バンなめしといった方法もあります。

 また革にはなめしの違い以外にも製品の特徴を左右する項目がいくつかあります。なめした後の染めについていえば使う染料によって青の濃いもの、赤の濃いもの、一見黒色に見えるが光線の角度によって虹色に光ったりするものなど同じ黒でもその見え方に差があります。
革の表面の仕上げについてもラッカーなどを使い光沢をだしているものやアイロンなどで表面をツルッとさせているもの、そして型押しをして模様を入れているものなどいろいろあり質感に差があります。また油のしみ込ませ具合はその度合いにより製品の柔軟性を大きく左右します。

 少し長くなりましたが皮というものが革になる段階で多くの特性を与えられることがおわかりいただけたでしょうか?また材料には糸や金具などいろいろな物を使いますが、とりあえず皮革について書いてみました。

 「天ノ介」では革そのものの特徴を活かし、使用目的により適した製品を造るために20種類以上の革を使用しています。
例えば手枷、足枷についていえばハードな使用に耐えられるよう2.8ミリから4ミリの一枚革を本体に使用したものを基本としています。


お手入れ

 皮革製品はどんなタイプの方でも手軽に拘束することができる道具です。
天然素材で肌にやさしく体にフィットしやすいため、拘束される側に不快な負担を無くしてくれます。しかし普段の手入れを怠るとせっかくのプレイ道具も・・・。
ここではそんな皮革製品の簡単な手入れ方法を説明したいと思います。

手入れをすればするほどその道具はあなただけの物になり、新品以上の質感が宿ってきます。 自分やパートナーにしっくりと合った道具として長く大切に使っていただければ幸いです。

使用後の手入れ方法

プレイをした後はどうしても汗など、色々な汚れが付いてしまいます。当製品は汚れが付きにくいよう特殊加工が施してありますが、汚れが気になるような場合は柔らかい布にお湯、または薄めた中性洗剤をしみこませ、固く絞った後に軽くたたくようにふき取って下さい。
その後は風通しの良い所で陰干しをして十分に湿気を取り除いて下さい。水気が残っているとカビの生える原因になります。
十分乾燥したら仕上げにミンク油等の加脂剤で油分を補給して下さい。

保管方法

 湿気等が少なく風通しのよい日の当たらない場所に保管してください。

修理・カスタマイズ方法

 はとめやバックル等の金属部品の破損、錆による交換などを行う場合は、部品にあった専用の工具を使用し修理してください。また、皮革を含め部品入手や修理が困難な場合は、ブランドに問わず可能な限りこちらのショールーム(工房)で修理やカスタマイズサービスも行っておりますのでお気軽にご相談ください。


道具

SMクラブで働いている女性Mさんにこんな話を聞いたことがあります。
その日勤め先のSMクラブのショーで使う野菜を買いに行くことになった彼女は、店に並ぶキュウリやナスを見た途端、はずかしくなってその店を出てしまいました。
彼女がいうには食べるためでなく、バイブレーターの代わりに野菜を使うことを考えたら急にはずかしくなってしまったそうです。
普段バイブレーターなどの大人のおもちゃは見慣れている彼女であっても、その時見たキュウリやナスは大人のおもちゃ屋に陳列されているどんな商品よりいやらしく見えたんですね。

 私は普段SM用皮革製品を作っていますが、多くの人が身近にある物を道具として利用していたりするように、SMを趣味としている方々の想像力にはいつも驚かされます。
「刺激と想像力を合わせるとその先には快楽がある...」
身近にある物で道具として使えるものを探し出し、ベッドの近くに忍ばせておく。あるいはカバンにしまっておく。
そんなところからきっとプレイは始まっているのです...

SMに興味がない方でも是非一度は試してみる価値があるのでは?

竹串

SM雑誌やビデオにはよく注射器を使って血が吹き出しているプレイシーンがありますが、そこまでしなくても竹串で突っつく位は出来るでしょう。 楊子でもいいですが、私の経験上竹串が一番適していると思います。 その違いは楊子と竹串の両方で自分の体をつついてみればわかるでしょう。

またフォークも良いアイテムですが、これは冷蔵庫で冷やしておいた方がより楽しくなります。 弱い刺激でも不意に襲ってくると敏感に感じてしまうものです。 それが鋭敏な物によるものであればなおさらのこと。

目隠しをした状態などでは神経が自然と集中してきて、そしてその集中力はしばらく持続します。 集中力は快楽をより大きなものにし、たとえ竹串一本でもその使い方次第で、楽しいSEXやSMプレイが楽しめるんです。

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18歳に満たない方や、精神的にそぐわない方は、閲覧されないようお願い致します。 
利用される場合は、SM用皮革製品に理解があり
利用に際して自分で責任を負う事に同意されたものと見なします。

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