お客様のご要望に応じて様々な皮革製品の作成が可能です。
SMとは・・・多くの方が熱く語られるのを聞くことがありますが、私自身はあまり難しくは考えていないんです。内容は人それぞれですが楽しい事、気持ちいい事が出来ればそれでいいのではと・・・
道具に関してちょっと話をしてみますと、例えばカバンは物を入れて運ぶ道具です。値段もさまざまです。もし必要最低限の実用性だけを考えるのであればとても安く買う事が出来ますが持って歩く楽しさ等は望めません。デザインや自分に合った実用性、自分に対する満足感などを望んでいけば自分だけのカバンを探すのにとても苦労するでしょうし金額も高価なものになるでしょう。しかしどのカバンを選ぶかはあなた自身です。
普通のSEXであれば道具は必要ありません。しかしもっといろいろな事をして楽しみたいと考えれば露出、乱交、スワップ等をするのもいいでしょうし、おもちゃ等の道具を使ったりするのもいいでしょう。
話をSMに戻しますが、いわゆるおとなの玩具屋さん等で高級皮革使用と称して鞭や手枷等が売ってますが確かに皮革は使ってます。最低限の使用も可能です。ですが決して好い物ではないですよね。私はSM用皮革製品を作っているプロですがなんちゃって商品を否定はしません。むしろそのような安価な物が出回るのはとても好い事ですし、それでエッチ事(SM)の幅が広がれば素敵な事だと考えます。
そうした中で様々な行為に慣れてくると、よりよい物を使いたいという欲求が生まれます。当店はそのような希望を持った方々に満足して頂ける商品を提供して参ります。
例えば自分好みの納得のいく道具をオーダーメードでお受けすることも可能です。工房付きショールームに足を運んで頂ければ、他のショップでは真似のできない点も、ご自分の目で確認していただけます。
また一般には修理することができない大切な道具の修理等もお受けいたします。
最後に・・・
自分の気持ちに正直になり、楽しむ事が出来たら楽しみの幅は無限に広がります。
皆様の素敵な時間を楽しむためのお手伝いができれば幸いです。
天ノ介より
言葉はとても大事なコミュニケーションツールではありますが、SやM、男女の区別なく常識的枠を越えた肉体および精神の快楽から湧き出てくる感覚的な意思疎通・・・そんなコミュニケーションを大切にしたいと考えております。
よーは、お互いが気持ちよきゃいいじゃん!って事です。
1981年 | 仲間三人で革製のリストバンドをつくり、いろいろなお店に卸を始める。 SM用皮革製品も創り始め、お店へ直接卸を始める。 |
---|---|
1983年 | SM用品のオリジナルカタログを作り通信販売を始める。 当時はあまりにも斬新なデザインだったため、一部の熱狂的ファンも誕生した。 ただもっと多くの人に受け入れられるような物がつくりたいと思うようになり、SMクラブやマニアの方々の所に本格的に通い始める。 |
1988年 | 制約なく自由に物づくりをするため会社をやめ 、個人でSM用品専門に製造卸を始める。 |
1994年 | ゲイのための皮革製品をつくり始める。 SM用の道具をはじめ、いろいろな違いがあることに驚かされる。 |
1996年 | 板橋区熊野町に製造拠点及びアトリエを構える。 |
1999年 | ホームページを立ち上げる。 |
2004年 | 豊島区巣鴨に拠点を移し工房付きのショールームをオープンする。 |
2013年 | 工房/SHOPを東長崎へ移転。 |
ひとつの製品を作成するのにいろいろな機械を使うわけですが、ここでは皮革製品製作のための機械類を紹介致します。
15年以上前に初めて買ったミシンです。
アーム部のない工業用平台ミシンで直径14センチ、長さ30センチほどの大きなモーターが付いています。
工業用のため縫うスピードが家庭用とは比べ物にならないほど速く、はじめのうちはとても扱いに苦労したものでした。
筒型ミシンは立体的な物を縫うためのミシンで上の写真のミシンと違いアーム部を備えています。またモーターがIC制御のため、縫うスピードや針の停止位置などを任意に調整できるなど皮革用のミシンは普通の生地を縫うミシンとは異なった特性を持ち合わせています。
皮革素材自体は普通の生地に比べとても厚く滑りにくい物です。 普通のミシンは押さえ部の下にある送り歯だけで縫う物を動かしているのに対し、上のミシンもこのミシンも押さえ部自体が稼働し、送り歯とともに縫う物を動かしていきます。
そのため縫い目が均等に揃い、しっかりと縫い合わせることが出来るのです
この手のミシンならクローム皮革のような弾力のある皮革や厚さ3ミリ以上あるタンニン系の硬い皮革などもしっかり仕上げることができます。
皮革は薄いものでも0.5ミリ以上の厚さがありますので、そのまま縫い合わせると重なっている部分がとても厚くなってしまいます。
重なっていない部分と同じ厚さにするためには、あらかじめ縫い合わす部分の皮革の厚さを調整する必要があるのです。
そこで必要となってくるのがこの革漉き機です。
この機械は丸い歯を回転させながら皮革を薄く削り落としてくれます。ちなみに3ミリ以上もある皮革を折り曲げるような時も表面の割れを防ぐためこの機械で厚さを調整しておこないます。
これはゴムのりを付ける機械です。服飾等では縫い合わせる前にアイロンやマチ針などを頻繁に使いますが、皮革の場合はゴムのりでしっかりと張り合わせておくのです。
リベットなどをかしめるための機械で、蹴飛ばしプレスといいます。
打ち具とカナヅチなどでかしめてもいいのですが、プレス機を使った方が確実にしっかりと止めることが出来るのです。
版を作成し箔を熱転写する装置です。革製品に様々な文字や模様を転写する事が可能です。
革包丁にはじまり、ゴムのりやポンチ、ハサミ、へり落としに特注の鉋など。いろいろある道具の一部です。