お電話やメール、ご来店時に問い合わせを受ける内容を質問形式でまとめてみました。

塩がふいたようになってしまいました。なぜですか？

クロームでなめした革の場合、なめした時に塩分を含んだ薬品を使用するためその塩が出てくる場合があります。
また道具の使用後の手入れが良くない場合にも同様なことがおこることがあります。汗の成分は乳酸、尿素、アミノ酸などと共に塩分も含みます。それが革に吸収され後に表面に出てきたのでしょう。

カビが生えてしまったのですが、どうしたらよいですか？

早めに防カビ効果の高いクリームを付けて柔らかい布で拭き取るか、ブラシなどで丁寧に落として下さい。内部まで深くカビの根が入ってしまうとシミになって残ってしまいます。
また高温多湿の気候下ではとてもカビが生えやすいので、風通しの良い所に保管して下さい。

革が硬くなってきたような気がするのですが？

皮革に油分が無くなってきたのでしょう。皮革にとって油は栄養分であり、それを無くすことは老化の原因になります。人が肌に潤いを保つように皮革にも皮革油をまめに擦り込んであげてください。

手枷を買ったのですが手首が革と擦れて痛いのです。それを防ぐ方法はありますか？

手枷などを装着する前にあらかじめタオルなどを巻いておくのもひとつの方法ですが、それでは見た目によくありません。
そこで裏にフェルトなどを両面テープで貼ると良いと思います。
肌に触れる部分がとてもやさしくなり、汚れが付いた場合でも簡単に張り替えることができます。

革の道具を使って簡単に人を吊すことはできるでしょうか？

結論からいうとやめておいたほうがいいと思います。
ビデオや写真などではロープで吊しているシーンをよく見かけますが、ある一点で人の体重を支えることはとても負担が大きいものです。
慣れない方が安易に真似をすることはとても危険なことで、怪我をされる場合があります。

革は丈夫な素材ですがそのような使い方はお勧めできません。